「それって本当?」「誰が言った?」

 本日の午後、川口泰司さん(一般社団法人 山口県人権啓発センター事務局長)をお招きして『ネット人権侵害と部落差別の現実~「寝た子」はネットで起こされる!?~』の演題で人権講演会を行いました。川口さん自身の体験などを通して、分かりやすく講演をしてくださいました。生徒は、川口さんの話にひきつけられ、2時間休憩なしで真剣に聴いていました。講演の中で、印象に残った言葉をお伝えします。

今も部落差別はある
差別は、見ようとしないと見えない
差別は無知、無理解、無関心から起こる
無自覚に差別をしていることもある
誰もが無自覚に差別する可能性がある。だからこそ、学習することは大事!
差別は利害が絡んだ時に顕在化する
悪口やうわさ話などがあった時に
「それって本当?」「誰が言った?」
と言うことが大事!!
ぜひ、差別や偏見をくい止めるみんなの合い言葉に!!
みんなには「反差別のロールモデルになってほしい」
勇気を出して、反差別の行動を取った人に続いていってほしい
*声を上げたら、続く人がいる、変わったという成功体験を!
安心して自分のしんどいことを語れるクラス、仲間、居場所を。
語ってくれた気持ち、思いを受け止める「キャッチャー」の存在が大切

「差別をしない」ではなく
「差別を許さない」生き方を!

最後に、
水平社宣言の
「人の世に熱あれ、人間に光りあれ!」
で講演を締めくくられました。

今日の講演を受け、
生徒一人一人に感じることがあったと思います。
誰もが
安心して暮らせるクラス、学校、地域、社会、世界に
まずは自分ができることから行動しましょう。